ビタミンCはビタミンの王様
ビタミンCはコラーゲンの素、肌を白くする等、よく耳にしますね。
ビタミンCは、以上の事だけではなく、私たちの身体にとってさまざまな重要な働きをしています。
また、不思議なことに、他の動物たちが自分の体内で合成できるのに、ヒトを含む霊長類の一部などでは、自分で生成できないのです。
ビタミンCは、私たちの体内でどのような働きをするか
・生体の活動においてさまざまな局面で重要な役割を果たしている。化学的にはアスコルビン酸のL体のみをさす。
ヒトはアスコルビン酸を体内で合成できないため、必要量をすべて食事などによって外部から摂取する必要があり、ビタミンとして扱われている。一方、多くの動物にとっては、アスコルビン酸は生体内で生合成できる物質であるため、必ずしも外界から摂取する必要は無い。体内でアスコルビン酸を合成できないのは、モルモットやヒトを含む霊長類の一部などだけである。
・ビタミンCはアミノ酸の生合成に利用されるほか、副腎からのホルモンの分泌、脂肪酸をミトコンドリアに運ぶための担体であるL-カルニチンの合成など、体内で進行するヒドロキシル化反応に重要な役割を果たす。
・結合組織でコラーゲンを生成する過程でもビタミンCは必要とされる。ビタミンCが不足すると必要量のコラーゲンができないため、組織がうまくくっつかず、弱くなる。
免疫力も弱まるので、インフルエンザをはじめ、あらゆる感染症にかかりやすくなるのだ。
しかもこの症状は全身にあらわれる。たとえば、ひじ、肩、ひざなどの関節の痛みや、皮膚の衰え、歯の組織が弱くなる。それから、血管が切れやすくなり、ちょっとしたことでも出血する。また、免疫力も弱まるので、インフルエンザをはじめ、あらゆる感染症にかかりやすくなるのだ。
・タバコは日本人男性の六〇%が吸っている毒物である。
タバコ一本を吸うと、体内のビタミンCが二五ミリグラム分解されることが確認されている。このため、一日に一〇本のタバコを吸うと、二五〇ミリグラムのビタミンCが消費される。
すなわち、タバコを一〇本吸えば、一日の必要量の四倍ものビタミンCが失われるのである。
一般には、体内には約一・五グラムのビタミンCがあるから、その六分の一が損なわれるダメージは大きい。愛煙家はより多くのビタミンCを摂ることが望ましい。
・ビタミンCは強い抗酸化作用を持つため、食品に酸化防止剤として添加される場合がある。工業的にはトウモロコシやキャッサバの澱粉由来のソルビトールから発酵法で生産されている。
・2005年、ビタミンCの強い抗酸化作用により発生する過酸化水素が、健常な細胞には無害だが癌細胞には有害であることが報告された。アメリカでは体重あたり500~2000mg/kgといった大量・高濃度のビタミンC輸液が癌に対する治療法(メガビタミン投与治療法)として用いられることがあり、2008年現在、NIH(米国国立衛生研究所)の認可を受けた臨床試験が実行されている。
国内でも一部医療機関でビタミンCの大量点滴療法を行っているが、保険適用外である。なお、経口摂取ではビタミンCの血液濃度は一定以上に上昇しないため、制癌効果を期待する場合、ビタミンCはあくまで点滴で補給する必要がある。
・ビタミンCの含まれている食物をほんの三週間も食べないでいると、壊血病になる。
壊血病になると、筋肉のケイレン、関節の痛み、食欲の減退、めまい、下痢、局部的な出血、皮膚の障害などの症状があらわれる。そして最終的に患者は死んでしまう。このことだけでも、私たちの命と健康を守ることに、ビタミンCがいかに大事か、おわかりいただけると思う。
壊血病ってどんな病気?
私たちの日常で壊血病にかかった人を見掛けるのは、実際無いと思われる。飽食日本には無縁の病気だと思うのは至極当然のこと。しかし、ファーストフードやインスタントだけの食事をしている人は、壊血病とはならなくてもビタミンC不足がやがて老化の促進や病気特に感染症にかかりやすくなる可能性がある。
壊血病の怖さは、バスコダガマやジャック・カーターのエピソードを知るとよく解わかる。
きぽうほうポルトガルの探検家バスコ・ダ・ガマはアフリカの喜望峰をまわり、ヨーロッパからインドへの海路を築いた探検家として有名だが、一四九八年、一年間の航海で一六〇人の乗組員のうち九六人、なんと、六〇%の乗組員の命を壊血病で失ったのである。
同じ探検家でも、一五三五年にカナダのケベック市を調査したフランスのジヤック・カーターの場合は、幸運であった。というのは、乗組員に壊血病の兆候があらわれはじめたとき、親切なインディアンが、ハリモミ(マツ科の常緑樹)の木の葉でスープをつくって飲むようにとアドバイスをしてくれたのだ。そのおかげで、彼らは壊血病を免れたのである。
このように、ビタミンCを含んだ食べ物を数週間たべることがない場合、以上のような惨状をみることになるのである。
日頃から、野菜・果物を少量づづでも食べる習慣があれば、壊血病にはかからずに済む。それにしても、老化や健康維持には、積極的に摂取したほうが良いビタミンだ。食事でとるには、不足がまぬがれないと解っている方は、サプリメントで補充しよう。
サプリメントでビタミンCを摂取する場合の注意点
ビタミンCは酸性なので、胃を刺激するかもしれないので、量を加減しながら食後すぐの服用が望ましい。
ライナス・ポーリング博士の功績
ライナス・ポーリング博士( 1994年8月19日~1994年8月19日)は、二度にわたるノーベル賞を受賞()した米国の平和・人権の闘士です。博士が、自身の研究の結果「ビタミンCは風邪にに効く」という学説を発表した時からビタミンCが俄然注目を集めたのです。
博士は、長年研究の傍ら軍縮と世界の相互理解と世界平和のために働いてきた功績によって二度のノーベル賞受賞している。博士は化学のみならず生物学・医学でも画期的な業績を上げており、ダーウィン、ガリレイ、ニュートン、キュリー夫人、アインシュタイン等と並び称される超一流の科学者の一人として位置づけられている。
研究分野:
化学結合の性質の探究
原子核構造の研究
生体分子の研究
分子遺伝学
平和運動
電気自動車の開発
臨床医学におけるビタミン治療の研究
ノーベル賞受賞歴:
1954年 受賞部門: ノーベル化学賞 受賞理由: 化学結合の本性、ならびに複雑な分子の構造研究
1962年 受賞部門: ノーベル平和賞 受賞理由: 核兵器に対する反対運動
ビタミンCがクローズアップされたのは、なんと言ってもライナス・ポーリング博士の功績が大きいでしょう。
博士は、1960年代頃からビタミンCを用いた 健康法(メガビタミン主義と呼ばれる)と呼ばれる)を広める活動を行っていたことが知られている。また、1970年(昭和45年)に「ビタミンCと風邪」という本を出し、国際的な波紋を巻き起こした。それらが、きっかけとなって、アメリカのサプリメントブームを起きたとも言われている。
ライナス・ポーリング博士の箴言
分子矯正論からみた健康状態について
分子矯正論的な量のビタミンその他の物質をとっていないという理由で、本来可能なばすの最高の健康状態からみ
てみんな不健康なのです。私が『爽決に長生きする秘訣』のなかでアドバイスしている栄
養上の注意を守れば、人は今よりも病気に対して強くなり、健康も増進し、二十五年や三
十五年は長生きをすることができると自負しています。
ストレスの解消法について
個々の人間が受けるストレスの量を減らすような経済・政治のシステムをつくる努力をすべきだと思います。それを実現させる良い方法の一つは、この世界から戦争をなすべすことです。
またビタミンCを大量に摂取することは、ストレスの影響を抑制する助けとなりますの
で、非常に有益です。この分野の研究の第一人者であるトロント大学医学部のアンダーソ
ン博士は、ビタミンCを抗ストレス・ビタミンと呼んでもいいのではないかと言っており
ます。
ガン撲滅について
ガンを完全に克服することはむずかしいかもしれません。
ガンには、百以上の種類があり、そのすべてについて完壁な予防、治療を行うことは、容
易ではないからです。
しかし、ビタミンCなどの特定の物質が、ガンや他の難病に対して、大きな役割を果た
すことは明らかな事実です。これらの物質は、本来、人間の体に備わる自然治癒力を高め、
身体の回復のメカニズムを活性化させるのです。
この働きをうまく生かしていけば、死を著しく先に延ばすことができます。また、人々
がガンを患う年齢も、現在よりはるかに高くなり、総体的に、大きく寿命を延ばすことが
できるのです。

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