なぜミネラルが必要か

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私たちの体は成人で平均60兆個の細胞で構成されていると言われていますが、この細胞が体を構成している最小単位です。生物としての生命活動をしている最小単位という意味です。

地球上の生物は、無機物によって有機的に生命活動をしている有機体ということです。

人間を含めあらゆる生物の体は、足の先から頭のてっぺんまで各部位はそれぞれ手とか足とか頭・・・という風に機能別に分けて呼んでいますが、血管と神経細胞によって統合された生き物ですよね。

一面から観ると、その統合体はすべて元素に還元できるのです。

人体を構成している細胞、さらにその細胞を構成している『元素』を多い順から見ていくと、酸素(65%)、炭素(8%)、水素(10%)、窒素(3%)、これらを四大元素といいます。この四っつでもう96%になります。


【メジャーミネラル、マイナーミネラル】

残りの4%をミネラルといいます。どんなものがあるかと言えば、おなじみの名称の「カルシュウム(1.8%)」、「リン(1.0%)」、「カリウム(0.4%)」、「イオウ(0.3%)」、「ナトリウム(0.2%)」、「塩素(0.2%)」、「マグネシュウム(0.1%)」があります。これらをメジャーミネラルと呼んでいます。

よく言われるメジャーミネラルとかマイナーミネラルとかの区分は人体の含有量が0.1%以上か未満か分けているようです。

つまり、含有量が0.1%以上がメジャー、0.1%未満がマイナーとなります。

では、マイナーミネラルをみてみましょう。

マイナーミネラルには次のようなものがあります。

銅、鉄、亜鉛、ヨウ素、ホウ素、マンガン、コバルト、セレン、クロム、モリブデンなどです。

銅・鉄・亜鉛については、見たり触ったりした経験はあるけど、マンガン・コバルト・セレンなどは、金属の名称だとは察しがつくがこんなものが体に必要とは驚いた・・・という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

上記の元素は地球の自然界に存在する元素ばかりです。そうです。地球と同じ元素で人体は構成されているのです。

自然的でない人工的な物質が体内に入ると、体が拒否反応を示すのもそのためです。


人体にわずか4%しか存在しないミネラルですが、人体においては大きな働きをしています。もし不足すれば体調不良・種々の病気に見舞われることになるのです。

人体に存在する量からみるとほんの少量ながら人体に必要不可欠のこのミネラルは一体どんな働きをしているのでしょうか。

【ミネラルはこんな働きをする】
メジャーミネラル
・カルシュウム・・・骨・歯をつくる。
・リン    ・・・ATP(アデノシン三リン酸の素材となる。
・カリウム    ・・・細胞の水素イオン濃度と浸透圧をを、に維持する。
・ナトリウム  ・・・体液の水素イオン濃度を仲裁に保ちし、人浸透圧を一定に維持する。不足すると筋肉のケイレンや精神異常を引き起こす。
・マグネシュウム・・血中の余分なブドウ糖をグリコーゲンに変えATP(アデノシン三リン酸)を生産。
(メジャーミネラルの1日の摂取量は、それぞれ100ミリグラム以上と言われています)


マイナーミネラル
・銅          ・・・鉄の吸収と利用に必要。コラーゲン、軟骨、血管を作る際に必要。
・鉄          ・・・造血作用。
・亜鉛        ・・・傷を治す。味を感じる味蕾細胞に必要。精力増進。
・ヨウ素      ・・・甲状腺の異常。
・ホウ素      ・・・不足すると骨粗しょう症にかかりやすい。
・セレン      ・・・老化や発がんから人体を守る。
・クロム      ・・・インスリンと協力して糖尿病を改善する。
・モリブデン  ・・・蓄積したイオウの毒性の処理する。


メジャーかマイナーというのは、便宜上のものであって、どちらも微量ながらわれわれの人体にとっては大きな働きをなすもので、日々の食事からこれらミネラルをまんべんなく摂取するようにこころがけたいものです。

このように元素的には鉱物類が微量ながら、身体の維持には不可欠の要素なのです。

これら必要なミネラルを普段は食事によって摂取しているわけですが、現代の食べ物にはわれわれが必要とする十分なミネラルが十分には含まれておらず、ミネラルが不足しがちだと言われています。

例えば、不足しがちなミネラルの代表例としてみてみましょう。

最近の一般的な傾向として、ひとり暮らしの学生やOLに亜鉛不足が増えているそうです。

彼らの食事がインスタント食品が割合多いせいかもかも知れませんね。インスタント食品、パン類には「フィチン」が含まれています。その 「フィチン」は亜鉛に結合して吸収を妨げるのだそうで、亜鉛不足はこのようなところからもきているのです。

亜鉛の働きをみると

・酵素の補因子・・・・全細胞で代謝に活躍する全酵素4000種のうち半分の2000種種類以上の酵素の補因子になっている。

・タンパク質の合成

・遺伝子の複製

・細胞の増殖

・生命の誕生

・傷口を治す

・免疫を高める

・男性の精力を高める

・味蕾

また、次のような働きも見逃せない

・成長ホルモン・インスリン・性ホルモンの正常な働きに不可欠

 

亜鉛は体内のどの部分に多いのでしょうか。

・成人の場合、その体内には、1.4~2.5グラムの亜鉛があり、筋肉、赤血球、白血球に多く存在するとされている。

このように、亜鉛という微量ミネラルだけでも体内で多くの重要な働きをしていることが分かれば、如何にミネラル群が身体に必要不可欠であるかが分かるはずです。

ここでは、ミネラルについてだけ述べましたが、他の栄養素、ビタミン・食物繊維・抗酸化物質・酵素等とのバランスよい摂取が大切だということは言うまでもありませんね。



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