普通の生活で食物・飲み物がなくて困るということは考えたことがないというのが一般的ではないだろうか。
それほど、あって当たり前のものですね。困ることがないから、考えたことがないのが、これも当たり前ですね。
今、日常であって当たり前のものが、当たり前でなくなった場合、一番困る、これがないと困るっていうものは何でしょうか。
命に関わる緊急事態に遭遇して、最も必要な物はなんでしょうか。
緊急な必要度からいうと、「酸素」、次に「水(H2O)」、その次は「食べ物」・・・・・・。と続きますね。
人間が一番必要なものが、コストが殆どかからないものから次第にコスト高へといくのもおもしろいですね。
家や車がなくても、生命を維持するのに何の支障もありません。空気や「水(H2O)」や食べ物のずっと後にくるものですね。
これは、数や量が少ない物ほど価値が増すという「経済法則」からすると当然なんでしょうが、必要度からみると逆になっていますね。
呼吸が止まれば数分、水分を補給しないと数日で死ぬといわれています。
その点、食べ物は摂らなくても数ヶ月はもつともいわれます。
また、体を維持するために不可欠なだけでなく、人間社会的な営み全般に「水(H2O)」は不可欠なものですね。
家庭や会社のトイレ、空調、製造過程で使われるもの等、電気とともに社会の根幹を支えているものであることは言うまでもないでしょう。
このような「水(H2O)」」について、別の視点からも見てみましょう。
【あらゆる物を溶かす】
「水(H2O)」」の性質特性は、
① なんといっても「ものを溶かす」溶解力が優れていること。「水」と一緒でなければ、固形の食べ物を噛み砕き胃や腸をスムーズに通過出来ません。すぐ詰まってしまうでしょう。あるいは、洗濯物から汚れをおとすには「水」に替わるものはないはずです。
② もう一つは、体積を変幻自在に変化させることができる。海水・水蒸気・雲・氷山という風に。
【「水(H2O)」」の体内での働き】
○ 代謝によってできた老廃物(ガス、尿素、尿酸など)を体外へ尿や便にくっついて排泄する。
○ 「水」(H2O)」は比熱が高いので、大量の熱を吸収する。特に脳の神経細胞は熱に弱いので、体温を下げる必要があるが、「水」は熱を吸収して皮膚から汗として体外へ放出する。そのとき体温を下げて体温の調整をはかる。
○ われわれの体が、柔軟な動きと一定の体形を保つことができるのも「水」のおかげ。体の構成比で50~60%を「水」が占めるといわれていますように、体のあらゆるところが「水」に満たされているのがわれわれの体です。どのような動きをしても、柔軟な動き、しかも体積が変わらないのは「水」が関節の潤滑油・クッションとして働くからです。
【過ぎれば、毒にもなる】
食べ物、飲み物はどれでも、体が欲する以上に過剰摂取すると、毒にもなります。生体に不可欠の物質である「水」も例外ではありません。
必要以上の「水」を摂取すると、血液の水分量が増え、より強い圧力を強いられて高血圧、引いては心臓に負担がかかります。また、水毒は「水虫」の原因ともなります。
では、1日にどれくらい「水(H2O)」」を摂取したらよいのでしょうか。
成人で1日に約2リットルの「水」(H2O)」の摂取が必要であるというまことしやかな情報を固く信じて毎日励行している方も少なからずいらっしょるのではないでしょうか。
普通の生活では、成人で1日当たり約2.3リットルの「水」を必要とするので、その分が1日の消費量ということなので、その失われて分だけ補充すればよいのです。
確かに、1日に2リットルというのはほぼ同じなんですが、問題はその内訳なんです。
1日に2リットルがなぜまことしやかな情報なのかといいますと、これは一般的な話なのですが、成人ひとりあたり1日の食べ物や飲みから約2.3リットル前後の「水」を摂っているのです。食べ物、飲み物(コーヒーやお茶、ドリンクなど)。ときには、この数倍摂っているかもしれません。運動やサウナの場合はそうですね。
従って、約2.3リットルから体か放出していく「水(H2O)」」の量を引いた量がマイナスの場合「水」を補給しなければなりません。プラスであれば過剰摂取ということになります。
特に、加齢により減退している腸の吸収力と余りからだを動かさないことを考慮に入れねばならない高齢者に一律に2リットルの基準を当てはめることは考えものです。
【1日の「水」必要量のまとめ】
摂取
・食べ物・・・・・・0.9リットル
・飲み物・・・・・・1.1リットル
・代謝・・・・・・・0.32リットル
(計 2.3リットル)
放出
・皮膚からの発汗・・・0.76
・尿・・・・・・・・・1.1
・便・・・・・・・・・0.09(下痢の場合:1.5~5リットル)
・吐く息・・・・・・・0.3
(計 2.2リットル)
・「水(H2O)」」の必要摂取量・・・摂取-放出
このまとめは、通常の生活での平均値です。運動やサウナの場合、下痢の場合は数値は大きく違います。また、食べ物や飲み物の種類や量は個人によって違いますので、あくまで参考として頂きたいと思います。

コメントする