2050年には三人に一人は高齢者と予測されています。
しかし、日本人の長寿が昔からそうだったわけではなく
1940年代の平均寿命は50歳前後
1950年の百歳者の数は97人
1985年の百歳者の数は1740人
1998年の百歳者の数は1万人
2005年には百歳者が2万5千人以上に達しています。
他面、50歳以上の2人に1人が高血圧、4人に1人が糖尿病にかかっていると言われていますが、百歳者で高血圧や糖尿病の治療を受けているひとは、男女とも10%以下となっています。
つまり、50歳台に高血圧・糖尿病などにかからない生活習慣が身に付いていれば、生活習慣病にかかることなく百歳者になれる可能性が大きくなるということができるわけです。
百歳者を男女比でみていくと、男性が2割女性が8割と圧倒的に女性が多くなっています。
女性に百歳者が多いのは、男女間の身体的特徴が異なるためです。
ただ、どの百歳者も健康で快適な生活を送っているわけではありません。
そのほとんどが日常生活に介助を必要としています。
そして、四割が寝たきりの状態と言われています。
介助なしで自分で日常生活を送れる百歳者は、男性で約3割、女性は1割です。
百歳を超えるといわゆるボケ(認知症)も発症しやすくなります。
百歳を超えて長生きする人の特徴をみてみると
【女性の場合】
○マイペース
○社交的
○家族や周りの面倒見がよい
【男性の場合】
○マイペース
○独立独歩
○神経質な面もあるが、楽天的
いずれにせよ、百歳者はまわりから長生きを賞賛されるし、自分に誇りをもって生きている。
こうした精神面や性格上の要因が大きく影響しているものと思われる。
食事面はどうだろうか。
百歳者には生活習慣病にかかっている人が少なく、この点は生活習慣とくに食事や栄養バランスという面から大変注目すべきだと思われます。
50歳以上の2人に1人が高血圧、4人に1人が糖尿病にかかっていると言われていますが、百歳者で高血圧や糖尿病の治療を受けているひとは、男女とも10%以下となっています。
つまり、50歳台に高血圧・糖尿病などにかからない生活習慣が身に付いていれば、生活習慣病にかかることなく百歳者になれる可能性が大きくなるということができるわけです。
【長寿世界一の日本!?の悩み】
日本人の平均寿命の延びと共に長生きする人が増加する一方で、生活習慣病になる人も年々増えています。
生活習慣病のなかでも特に増えているのが糖尿病です。
現在、我が国における糖尿病患者が1370万人以上いると言われています。
ところが百歳者で糖尿病にかかっている人は5%に過ぎないのです。
糖尿病患者の平均寿命は、日本人の平均寿命よりも男性で11.4歳、女性で15.5歳も短命。10年から15年も差がでてくるのです。
では、なぜ百歳者には生活習慣病が少ないのでしょうか
飲食により血液中に増えた糖分を細胞が取り込む際にすい臓からインスリンというホルモンが分泌され、血糖値を下げる働きをします。
しかし、内臓脂肪がたまるとインスリンの働きが悪くなり、血糖値が下がりにくくなります。血糖値の下がりにくい状態が長く続くと糖尿病になるのです。
最近物議を醸し出している「メタボリックシンドローム」でも基準として
謳われてBMI(体重÷身長の2乗)というのがあります。
例えば身長170cmの人なら、1.7×1.7×体重です。この指数が22以下がのぞましく、病気になる確率がもっとも低いと見なされています。
BMIが「25」を越えたら危険信号! BMIが高くなると、高脂血症や高血圧、糖尿病などの生活習慣病にかかりやすくなるのです。
自分の肥満具合を、自分で判断する場合は、ウエスト周りが男性の場合85センチ以上、女性の場合90センチ以上は内臓脂肪による肥満に注意が必要という目安になります。
メタボリックシンドロームの原因は、典型的な生活習慣病です。糖尿病を始め他の万病に発展する契機となるものです。健康であるための大変重要な関門です。これをクリアする生活習慣を身に付けることが長寿への道と通じることになります。
なにも百歳といわないまでも、高齢者が生活の質を落とさないで元気で生きるためにも、糖尿病は長寿の分岐点となっていることがお解りかと思います。
百歳者や長生きを目指すというより、どの世代でも自分の健康状態を堅持するために、百歳者の生活習慣を見習うことは必要なことではないでしょうか。

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