この常識を疑うことなく、せっせと肉や卵を欠かせない物として食べ続けている人は案外多いのではないでしょうか。
しかし、最新の世界のさまざまな研究からわかってきたことは、肉食の量が多ければ多いほど、肥満、高血圧、成人病、糖尿病、骨粗しょう症等の生活習慣病が増えてきています。
よく代表的な長寿の地域として引き合いに出されるパキスタンの「フンザ」では、肉食は年に1どくらいだといいます。100歳でも現役の方が多いのも、肉食が少ないからです。
これは、食事だけの問題ではなく、他のいろいろな要素が絡み合ってそうなったのでは?。国情や生活風土も違うし、単純にそういいきれないのでは?
と疑問を呈する人がいるでしょう。
そう思うのも無理もありません。
国情や文化風土が違えば、一律に論ずる訳にはいきません。
では、欧米の先進国(先進国と呼ぶ基準が私にはわかりませんが、一般的にいわれているので取りあえずこの用語を使います)の三大死因が一律に、がん、心臓病、脳疾患というのは、どういうことでしょう。おかしいですよね。
欧米風の食事習慣をはじめた国が、欧米風の病気(上記)にかかる人々が出てきたというのは、肉、卵、牛乳等の動物性たんぱく質の過剰摂取とがん、心臓病、脳疾患との因果関係は洋の東西を問わないきわめて普遍的なことであることが証明されているのです。
欧米風の食事を始めた時期より、これまで、珍しい病気だった、がん、心臓病、脳疾患、糖尿病、アレルギー等が時代を重ねる事に当たり前の病気になっていているのが、食事を欧米化してきた各国の実情です。我が日本もおなじです。これは、数値が示している紛れもない現実なのです。
もう一つ、「チャイナ・プロジェクト」という研究が、アメリカのコーネル大学を中心にイギリスのオックスフォード大学、中国の北京大学が強力して中国全土で行われました。1983年から1990にかけての頃です。
この研究は、病気を引き起こす原因は何かを研究したものです。
研究成果の発表は、「ニューヨーク・タイムズ」が最大級の評価を与えるものでした。
その研究内容は、アメリカ社会で一般的にみられる病気、心臓病、がん、糖尿病、骨粗しょう症等が、中国の田舎の地域ではなぜ少ないかを明らかにしたものです。
中国の田舎の地域では、動物性食品をほとんど摂取していないことが最大理由であり、逆に動物性食品の摂取量の多い国や地域ほど、こうした病気が多いということを証明したわけです。
■ 肉食がよくない理由のまとめ
・肉は、人間の体が処理でないほど大量のたんぱく質・飽和脂肪・コレステロールを含んでいる。
・肉は、食物繊維・抗酸化物質・ファイトケミカル類を全く含んでいない。
・肉は、有害物質(環境汚染物質・プリオン・O-157大腸菌・サルモネラ菌・カンピロバクター菌などの有害細菌・抗生物質)を含んでいる。
例えば、ハンバーガーはそのカロリーの60~80%が脂肪、鶏肉は牛肉より脂肪が少ないものの、コレステロールの量がヒレ肉より多い。
これらのコレステロールの排泄できない残りは組織に溜まり、やがて動脈を詰まらせ、心臓病・脳梗塞を引き起こすことになるのです。
また、脂肪は肥満だけでなく、大腸がん、乳がん、卵巣がん、糖尿病の要因となります。
嗜好としての肉食をたまにするにしても、これらのことを頭にいれていたほうがよさそうです。

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